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gnuplotの精義

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gnuplotの精義

フリーの高機能グラフ作成ツールを使いこなす

山本昌志

出版社:
カットシステム
判型:
B5変型
ページ数:
392ページ
発行日:
2009/10/10 
発売日:
2009/10/10 
対応端末:
PC, iPhone, iPad, Android, Tablet

PC版:ストリーミング対応
iPhone版・iPad版・Android版・Tablet版:ダウンロード5回

購入(¥3,780 税込)

還元マイル:378マイル

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*この電子書籍には、改訂版(第二版)があります。
 『gnuplotの精義[第二版]』は こちら

 私がgnuplotを使う理由は、楽しいからです。プログラムを書くおもしろさ、きれいなグラフに仕上がったときの喜びがあります。それに対して、Microsoft社のExcelに代表されるスプレッドシートのグラフ作成はどうか? という質問もあるでしょう。正直言うと、私には使う喜びはほとんど感じませんし、苦労して使いこなそうという気になれなません。最も大きな理由は、作成されるグラフの質があまりにも低いことにあります。理科系の論文や報告書には、使えないと考えています。もう一つの理由は、Graphical User Interface(GUI)のため融通が利かないことにあります。異論もあるところでしょうが、私の正直な感想です。グラフ作成ソフトウェアの優劣を決める最も重要な要素の一つに、仕上がりの美しさがあります。その点、gnuplotは申し分ありません。多少面倒ですが、細かく設定をすれば、論文に掲載できるクオリティのグラフを描くことができます。私が初めてgnuplotを使った十数年前のバージョンの出力されるグラフの質は低く、それにがっかりして、しばらく使っていませんでした。それからしばらくして、バージョンの向上とともに、グラフの仕上がりが良くなり、それ以来使い続けています。

 gnuplotは高機能にもかかわらずフリーのソフトウェアです。しかも、WindowsやMacintosh、Unixなどさまざまなプラットホームに対応しています。コストを気にすることなく、だれでもが自由に使うことができます。プログラムの作成者に、大変、感謝しています。

gnuplotの精義|山本昌志カットシステム


第1章 基本的事項と簡単な操作
1.1 gnuplotとは
1.2 CUIを使うための準備
1.3 入手方法とインストール
1.4 基本操作
1.5 基本的なコマンドに関すること
1.6 コマンドの編集
1.7 コマンド入力とバッチファイル
1.8 デモプロット
第2章 プロットスタイル
2.1 共通事項
2.2 二次元プロットによる関数の表示(plot)
2.3 二次元グラフによるデータの表示
2.4 金融データの表示
2.5 ラベルによるグラフ
2.6 ベクトル場の表示(vectors)
2.7 エラーバー付きのグラフ
2.8 三次元プロットによる関数の表示
2.9 三次元データの表示(splot)
2.10 等高線プロットとカラーマップ
2.11 画像データの表示
2.12 さまざまな応用
第3章 データ処理
3.1 データファイルの設定
3.2 数値データ構造
3.3 マトリックス形式のデータ
3.4 バイナリーデータの取り扱い(binary)
3.5 数値データファイルの処理
3.6 最小二乗法(fit)
3.7 データの補間(smooth)
3.8 ヒストグラム(frequency)
第4章 グラフの装飾
4.1 グラフ上の座標系
4.2 文字の設定
4.3 色の設定
4.4 グラフのサイズ、原点、余白の指定
4.5 枠の設定(set border)
4.6 複数の軸
4.7 対数軸(set logscale)
4.8 描画範囲(set xrange)
4.9 軸の目盛りラベルの表示フォーマット(set format)
4.10 軸の目盛りの刻みの設定(set xtics)
4.11 グリッドの設定(set grid)
4.12 時間/日付のデータプロット
4.13 タイムスタンプ(set timestamp)
4.14 タイトル
4.15 グラフ中の説明文(set label)
4.16 グラフ中の矢印
4.17 グラフ中の長方形(set object rectangle)
4.18 凡例の設定(set key)
4.19 プロットに使う線種とポイントの設定
4.20 塗りつぶしの設定
4.21 三次元プロット(splot)特有の設定
4.22 計算のサンプル点の数(samples、isosamles)
4.23 複数のグラフを一度に表示(multiplot)
4.24 アプリケーションを使ったプロットの修正
第5章 グラフの出力
5.1 ターミナルについて
5.2 使用頻度の多いターミナルオプション
5.3 ディスプレイに出力
5.4 ファイル出力
5.5 数値出力(set table)
5.6 アニメーションの作成(gif animate)
第6章 プログラミング言語としてのgnuplot
6.1 バッチファイルとは
6.2 バッチファイルの作成と実行
6.3 変数
6.4 演算子
6.5 制御構造
6.6 関数
6.7 ファイル入出力
6.8 サブルーチン
6.9 データ構造
6.10 その他
6.11 バッチファイルの応用
第7章 プログラミング言語からgnuplotを操作
7.1 プログラミング言語での処理方法の概要
7.2 C/C++言語
7.3 FORTRAN
7.4 Perl
7.5 HTML/PHP
7.6 C/C++言語でパイプを使う方法
第8章 LaTeXとの連携
8.1 LaTeXについて
8.2 gnuplotのグラフをLaTeXに
8.3 EPSファイルでLaTeXコマンドを使う
付 録
付 録A コマンド一覧
付 録B 色指定(RGBと名前)
付 録C カラーパレットで推奨するマッピング関数(rgbformulae)
付 録D Symbolフォント



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