
- 都立広尾病院の消毒薬点滴事故、横浜市立大学医学部附属病院の患者取り違え事故など、大小18の医療事故例をジャーナリストの目で鋭く検証し、原因の解明と再発予防の方法を具体的に提示します。事故防止の教訓一覧と関連する動向年表の2付録を巻末に収録します。
*「長年、NHKで医療や科学情報の番組制作に携わってきた著者ならではの筆力!」
──久保井摂氏(弁護士・『患者の権利法をつくる会』常任世話人)評
医療・看護事故の真実と教訓|隈本邦彦|ライフサポート社
はじめに プロローグ 医療・看護事故とは?
第1部 医療・看護事故はどのように起きるか
1章 「間違ったかもしれない」と言える勇気
2章 公表されなかった事実を知る
3章 間違いに気づくチャンスは何度もあった
4章 問われる医療の責任
5章 現場の看護師だけが責任を問われた
第2部 こんな事故も起きている
6章 浣腸による大腸穿孔事故はあまり知られていなかった
7章 真実を隠すか隠さないか
8章 「絶対に起こりえない」と考えてはいけない
9章 病棟に明確な取り決めがなかった
10章 もし朝一番に駆けつけていれば
11章 「説明したかどうか」よりも「わかったかどうか」
第3部 事故調査はどうあるべきか
12章 正しい教訓が伝わっているか
13章 よい病院が罰せられる矛盾
14章 詳細な事故調査が行われた数少ない事例
15章 真摯な再発防止策に被害者も癒される
16章 事故調査を阻む捜査の壁 第4部 医療・看護事故の頻度と事故調査
17章 医療・看護事故はどれくらいの頻度で起きているのか
18章 司法に頼らない中立的事故調査システムは可能か
第5部 過ちを繰り返さないための事故防止策
19章 大切なのは公正な事故調査
20章 システムとして対応することの大切さ
21章 医療・看護事故対策はどうあるべきか
最終章 「過ちから学ぶ」活動に期待する
エピローグ 医療・看護事故にも「失敗知識デーベース」が必要だ
付録1 本書で取り上げられた事故から学べる教訓
付録2 医療・看護事故に関連する動き
索引
おわりに
![]() | |
![]() | 看護の危機 ¥1,000 |
![]() | 看護師のキャリア論 ¥1,600 |
![]() | マネジメントの探究 ¥2,500 |