
- フォーカシングの原点ジェンドリンの思想について、その全容を解き明かしたはじめての入門書。心理臨床を支える現代思想の最前線!
フロイトとフッサール以来、ハイデッガーとヴィトゲンシュタインを経て、現代思想はポストモダンの閉塞の後に、ジェンドリンの実践・臨床哲学に活路を見出すだろう。 体験過程(experiencing)への照射に始まったジェンドリン哲学は、一貫した問題関心を追求しつつ、the implicit(暗在性、暗黙なるもの)の哲学へと発展してきた。“インプライング”、“万事連関(evev)”、“リーフィング”、“介在する事象”、“開かれた循環”、“原言語”、“モナド”、“ダイアフィルス”……独自の新概念によって構築されたジェンドリン哲学の全容を本書は解明する。最終章には『プロセスモデル』用語集を掲載。
ジェンドリン哲学入門|諸富祥彦|末武康弘|村里忠之|コスモス・ライブラリー