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金山巨石群の奇跡 The Miraculous Kanayama Megaliths

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金山巨石群の奇跡 
The Miraculous
Kanayama Megaliths

縄文の巨石天文台が5000年の時を超えて甦る
Jomon Megalithic Observatory
Still Active after 5,000+ Years

小林由来 徳田紫穂 ハリエット・ナツヤマ

出版社:
和器出版
判型:
B5判
ページ数:
402ページ
発行日:
2025/06/21 
発売日:
2025/06/21 
対応端末:
PC, iPhone, iPad, Android, Tablet

購入(¥3,300 税込)

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本書は和英併記
Written in both Japanese and English


巨石遺跡——イギリスのストーンヘンジをはじめとして
世界各地に謎の巨石群が点在することはよく知られています。

これらの巨石はどうやってこの場所にやってきたのか?
いったいなぜ、何のためにここに置かれたのか?

世界の古代史ミステリーファンを魅了してやまないこうした謎の巨石群を日本の飛騨金山の山中で発見し、その謎解きに挑んだのが本書の3人の著者、小林由来さんと徳田紫穂さん、そして、アメリカ人の宇宙物理学者、ハリエット・ナツヤマ博士です。

著者のひとり、小林由来さんは今から28年前の1997年に、地元飛騨金山の山中で、偶然、6m級の巨石に彫り込まれた2本の線刻と3つの楕円形という不思議な図形と出会います。

当時、画家としても活動していた小林さんは、直感的にその図形は“古代人が残した何か意味のある表現ではないか”と感じ取り、芸術仲間の徳田紫穂さんと共同でこの一帯に点在する巨石群の調査をはじめます。小林さんの脳裏には、夏至の朝日が巨石群の特定の位置からのぼってくるように“設計”されているストーンヘンジの姿がありました。

何年にもわたる継続的で緻密な調査によって、金山巨石群と太陽との関係が次第に明らかになっていき、やがて、その調査は、世界の天文学者や考古学者らの興味を惹きつけるほどの新発見(古代の太陽暦の発見)をもたらすことに‥‥‥

本書にはこの世界的にも稀な新発見を含む、27年に及ぶ調査の全貌が収められています。

共著者である宇宙物理学者のナツヤマ博士はハワイ生まれの日系アメリカ人。2013年頃、古代日本の天文学に興味をもったことから金山巨石群を知り、自らの意志で現地を訪れました。そして、小林さんと徳田さんが収集したデータと仮説を科学的見地から検証したうえでその確からしさを確信し、以後調査チームに加わることになりました。

現代人の想像を超える古代人の知性と発想力に緻密な検証によって迫り、
これまで知られてこなかった“まったく新しい古代像”を明らかにしたのがこの調査です。

その全貌をおさめた本書『金山巨石群の奇跡』は世界中の読者に読んでもらえるよう日英を完全併記しました。

知られざる古代の謎に挑戦した現代の冒険物語でもあります。ぜひ楽しみながら読んでいただけたらと願っています。

金山巨石群の奇跡 The Miraculous Kanayama Megaliths|小林由来|徳田紫穂|ハリエット・ナツヤマ|和器出版


刊行にあたって
はじめに
巨石に刻まれた“謎の痕跡”との運命的な出会いから27年。
いま確信をもってみなさんに伝えたいこと。

Part 1 巨石の眠る縄文の森へ
1-1 遭遇~先史時代からの長い眠りから目覚めた“縄文”巨石群
1-2 発見~巨石に残されていた太陽からのメッセージ
コラム1 なぜ彼らは「山の中」を選んだのか?
コラム2 古代人ならではの発想
1-3 不可解な巨石配列の暗示 ~浮かび上がる古代金山人の太陽観測法
コラム3 暦の“進化”とは?
コラム4 季節感を的確に映し出す〈金山太陽カレンダー)
Q&A 〈金山太陽カレンダー〉に及ぼす地震の影響について

Part 2 洞窟の中の宝さがし
2-1 「痕跡」の謎を追って~地中に眠る“太陽スポット光観測所”の発見
2-2 洞窟に秘められていた“光の暦” ~閏年観測も可能にする太陽スポット光観測システムの解明
Q&A 5000年前の太陽位置について

Part 3 金山太陽カレンダーの設計図
I 巨石群を展望する
II 巨石群から太陽を観測する
III 巨石群から北極星ポラリスと北斗七星を観測する
IV 金山太陽カレンダーの独創的な仕組み

Part 4 “現代の古代人”からのいくつかの伝言
4-1 縄文天文学を世界へ~グローバルUTCカレンダー
4-2 古代という未知への旅
4-3 「遊び」は古代人の文化を読み解くキーワード
4-4 自由を尊重する次の新しい波へ ~在野の研究者として古代の人々から学んだこと
4-5 現在の取り組み、そしてこれから
コラム5 金山巨石群に“陽”をあてた影の立役者たち~大規模環境整備の舞台裏で・・

Part 5 付篇
5-1 スカイウォッチャーのための基礎天文学
5-2 金山太陽カレンダーの円形システム
5-3 古代エジプト遺跡に関する新説
5-4 古地磁気学による金山巨石群配列の解明
5-5 縄文時代と巨石群
5-6 国内外での研究発表
5-7 巨石天文学の世界へようこそ

謝辞
参考文献



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