ブックタイトル月刊 マテリアルフロー 2013年2月号 No.635_立ち読み
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月刊 マテリアルフロー 2013年2月号 No.635_立ち読み
放射能問題に直面冒頭に紹介した通り,本プロジェクトでは東日本大震災により発生した岩手県宮古市の災害廃棄物を東京都が受け入れるのに合わせ,鉄道輸送を開始。地域復興のけん引役を果たしたもので,その後の災害廃棄物の広域処理の先鞭となったことを大きく評価された。図表-2東京都向け輸送手段震災後,被災県沿岸部では処理しきれないほどのがれきが発生した。県外施設における広域処理の必要性が高まったことを受け,東京都が50万tの受入を表明したのに伴い,JR貨物が鉄道輸送を立案。DOWAエコシステム所有のSD用コンテナを,JR貨物が使用したいと打診したことで動き出した。しかし,プロジェクトは当初から障壁に突き当たった。「がれきに放射能問題が伴ったため,非常に難しい状況に直面しました」とロジスティックス事業部の加地聡課長は当時を振り返る。そこで同社では密閉型のコンテナで飛散防止を行い,安全に災害廃棄物を運搬することが可能となった。写真①の密閉型のコンテナ35台を新規に製造し,もともと所有していたコンテナと合わせ,計100台をがれき運搬用に活用,発地から着地までの一貫輸送を実施したのだ(図表-2,3)。20ft密閉型コンテナを使うことで,放射能測定は5tコンテナの2個積みに比べ,半分図表-3鉄道コンテナによる宮古市からの災害廃棄物輸送2013・2 25