ブックタイトル月刊 マテリアルフロー 2013年2月号 No.635_立ち読み
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月刊 マテリアルフロー 2013年2月号 No.635_立ち読み
3PL活用に加え物流情報システム再構築で,標準化・全体最適へ/富士通図表-1富士通の物流の流れと費用負担範囲富士通が所有権及び物流費用を持つ貨物輸送の範囲サプライヤ(国内)富士通費用負担対象(富士通資産)富士通費用負担対象外(富士通資産)製品,保守部品(サプライヤ資産)調達部材VMI /預託調達部材部材修理品等(顧客資産)倉庫国内顧客サプライヤ(海外輸送(富士通資産)国内輸送(富士通資産)(富士通資産)製売(販社・小売店資産)造店社調達部材税海外調達部材製品製品関工場海外(サプライヤ資産)(サプライヤ資産)国内輸送(富士通資産))海外輸送(富士通資産)調達部材海外調達部材輸出(製品他)税製品他関処理施設(1次運搬先)廃棄物輸出(製品他)製品他(海外顧客資産)小販(海外顧客資産)海海外外顧拠客点は別の本部に開発部門と一体になったオペレーション部門があり,ビジネスユニットごとに別れています。ただし物流部門は両者を一本化し,私どもがパソコンも携帯も扱っています。渡辺私は統括部長代理として高橋をサポートしており,とくにグローバル物流とシステムを担当しています。中尾私ども富士通CITは富士通のIT戦略本部と連携しながら,富士通のIT全般,ネットワークや業務システムの企画開発・運用を担っています。柴田では,富士通のサプライチェーンマネジメントと物流の現状について,具体的にご紹介下さい。高橋私ども物流企画統括部のミッションは,①物流費用低減による営業利益拡大への貢献,②リードタイム短縮によるキャッシュフロー改善への貢献(棚卸資産圧縮),③輸送CO2/梱包材CO2排出量削減による環境保全への貢献,の3つです。つまりコストダウン,キャッシュフロー改善,グリーン物流が使命であり,物流企画スタッフ業務とともに,3PL委託の形で物流実務とこれに係わる情報システムも担当しています。また04年から外部のコンサルタントを招いてTPS(トヨタ生産方式)を導入し,物流革新も進めています。物流部門の担当は工場で製品ができてからが主で,調達は購買本部が管理していますが,一部我々も入ってミルクランによる部材調達も行っています。図表-1は当社の物流全体に占める当社の費用負担範囲を示すものです。工場までの部材の物流は基本的にサプライヤ負担ですが,海外からFOBで調達する場合は船積み時点で富士通の資産になるので当社で負担します。また製品物流についてはお客様・販売店に製品を届けるまで負担しています。物流子会社を売却,外部企業として業務委託柴田物流を委託する3PL会社との役割分担は,どのようにしているのですか。高橋私ども物流企画部門はビジネスユニットごとの生産管理部門と連携し,出荷指示などのデータを受けて物流委託先に発注します。大半はかつての物流子会社を発祥とするDHLサプライチェーンに任せていますが,他の委託先もあります。物流企画統括部のスタッフ機能としては,前述の物流革新,物流予算立案/実績管理,KPI(KeyPerformance Indicator)による3PLの評価,輸出入手続き(該非判定・フォワーダー調整),グリーン物流推進(環境貢献),物流システム構築など,荷主としての企画・全社マネジ2013・2 75