ブックタイトル月刊 マテリアルフロー 2013年2月号 No.635_立ち読み

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概要

月刊 マテリアルフロー 2013年2月号 No.635_立ち読み

▲前回の流研/RCCフォーラムの模様(左は真島氏,右は原田氏の講演)ています。その背景には企業がこれまで注力してきた製品力,販売力の強化だけでは,激化する企業競争に打ち勝つことが困難になったことが挙げられます。SCMの注目度が高くなったことに伴って,講演会や著作物などを目にする機会が多くなり,食傷気味の感も否めませんが,SCMに代わる新たなブームを呼び起こす経営用語の出現も見られません。アップル,ウォルマート,トヨタなど一流企業各社もSCMに取り組んでいますが,その実態は各社各様であり,そのためかSCMに対する理解も人によって様々です。製造関係者は生産の効率化を,流通関係者は中抜きを,そして情報システム関係者は情報システムをSCMの主体だと解釈する傾向があります。それぞれの立場では正しいと思いますが,SCMの本質はどこにあるのでしょうか。■本研究会ではそれらについて議論するとともに,今まであまり取り上げられることの少なかった,SCMの実態調査とSCMを円滑に進める方法をテーマに取り上げて議論し,整理していきたいと思います。学術的な意味合いよりも,実際に役にたつことを目的にした研究会を目指しており,その意味から研究会の名称を「実践SCM研究会」と致しました。研究会構成人員は,実務者を中心に10名程度を予定しています。荷主企業(メーカー,卸,小売),物流事業者,情報システム事業者など,業種・業態を超えた各分野の方々など,幅広い領域の人材を募っています。参加資格はSCMに興味があり,積極的な参加が可能で,資料の作成(パワーポイント)ができることです。研究成果は書物にして出版するとともに,講演会でも発表していきたいと考えています。本研究会は平成25年3月からスタートしたいと考えていますので,参加ご希望の方は,RCC事務局(タイトル欄参照)まで,ご連絡賜りますようお願い致します。(*研究会開催要領は上記に同じ・開催時刻は参加者の意見により変更可能)発起人:先端ロジスティクス研究所本誌「一刀両断」執筆者原田啓二2013・2 105