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文明は農業で動く

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文明は農業で動く

歴史を変える古代農法の謎

吉田太郎

出版社:
築地書館
判型:
四六判
ページ数:
306ページ
発行日:
2011/04/15 
発売日:
2011/04/09 
対応端末:
PC, iPhone, iPad, Android, Tablet

PC版:ストリーミング対応
iPhone版・iPad版・Android版・Tablet版:ダウンロード5回

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メソポタミア文明が塩害で滅び、古代ギリシアが土壌浸食で衰退したように、文明の中心地は農法によって動く。
化学肥料と農薬に依存する農法がなければ世界の食料自給率は35%だ。
石油枯渇とともに人類飢餓は避けられない。
だが、アステカ、インカ、スリランカと世界各地の古代文明が多くの人々を養えたのはなぜなのか。
複雑系の科学は、生態系に適応した古代農法が、近代農業以上に洗練され生産性も高かったことを解き明かす。
そして、いまその復活が辺境の地から始まっている。
それは、未来の文明存続と食料確保への大きな鍵となることだろう。

文明は農業で動く|吉田太郎|築地書館


プロローグ 辺境農業探索へのいざない
第一章 バック・トゥ・ザ・フューチャー

第一節 なぜアグロエコロジーと伝統農業なのか
第二節 世界農業遺産
第三節 アグロエコロジーと伝統農業を評価する国際アセスメント

第二章 未来への遺産――マヤ、アステカ、アマゾン、インカ
第一節 古代農法の復活で村を再生――ミルパ・ソラール
第二節 巨大都市を養う水上菜園
第三節 森の中で作物を育てる
第四節 洪水を乗り切る伝統農法
第五節 アマゾンの密林に眠る古代農法
第六節 帝国の作法
 
第三章 曼荼羅というコスモロジーーーインド、スリランカ

第一節 伝統品種の復活で村を再生
第二節 古代インドの植物科学
第三節 砂漠を沃野に蘇らす古代ダム
第四節 生物多様性を保全する伝統農業
第五節 スリランカの古代灌漑
第六節 自然と調和した農的平等社会
第七節 灌漑農業の限界を突破する古代稲作
 
第四章 太古からのイノベーターーー今よみがえる古代の叡知
第一節 ニューギニア高地の盛土農法
第二節 米と魚を同時に育てる稲田養魚
第三節 バリの女神様
 
エピローグ
 ■過去から学ぶべき教訓

あとがきにかえてーー田んぼの虫5万世代との共進化




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