CONFORT No.206(2025年12月号)|建築資料研究社|電子書籍|shinanobook.com|シナノ

CONFORT No.206(2025年12月号)

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CONFORT No.206
(2025年12月号)

食空間の現在地

  

出版社:
建築資料研究社
判型:
A4変判
ページ数:
140ページ
発行日:
2025/12/01 
発売日:
2025/11/05 
対応端末:
PC, iPhone, iPad, Android, Tablet

購入(¥1,800 税込)

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みなさんは食空間に何を求めますか?
レストランなら、
会話を楽しめるようなコージーなデザイン。
料理に集中できる照明や音の環境。
調理するシェフの躍動的な姿が目に入る客席。
特別な時間を演出する非日常感。
美味しければそれだけでいい、という人もいるでしょうか。
自宅のキッチンやダイニングなら、
毎日の調理や食事のための機能性に加えて、
来客時のもてなしの場としての魅力も重視されるでしょう。
最近は、循環を意識した暮らしへの関心の高まりに呼応するように、
生の火や発酵、地域の食材や郷土料理など、
現代の生活から見えづらくなってしまった原初からの事象に、
再び注目が集まっています。
それらは、食空間をより豊かにする糸口になるかもしれません。
食べることは生きるうえでもっとも大切な要素だからこそ、
食空間にはくつろぎと喜びが必要です。
この一冊から、まだ見ぬ食の体験を想像してみてください。

CONFORT No.206(2025年12月号)|建築資料研究社


特集
食空間の現在地
The Now of Food Environments


料理人の思いを空間に映す

CASE 1
ときを戻し、未来をひらく
MUBE(京都市北区)
改修設計 鈴木 良/kankakari

CASE 2
薪の炎を眼前に口福を待ち焦がれる
TACUBO白金台(東京都港区)
内装設計 増田太史/マスタード

CASE 3
粉と水を練り薪火で焼く、物語を味わう
PER TE(東京都港区)
内装設計 柳原照弘/Teruhiro Yanagihara Studio

CASE 4
この地の恵みをいただく場を醸す
TSUKIHI(福井県越前市)
改修設計 長坂純明/ひとともり


火・タネ・微生物から考える
文/小川 彩

その利用こそが、人間を人間たらしめた 火
時間と距離の記憶を宿し、つなぐ タネ
再生産可能社会における立役者 微生物

『和食人類学』をリリースした玉利康延さんに聞く
食を文脈視点で捉えるためのブックガイド


奈良・宇陀の左官職人、宮奥淳司さんに聞く
竈のひみつ
日干し煉瓦と土で竈をつくる/竈の名称

重要文化財 片岡家住宅/宇陀市歴史文化館「薬の館」/
木屋正酒造ゲストハウス「座」/鹿の舟「竈 Kamado」


自然と人とエネルギーが循環するキッチン
宇南山加子さんと
松岡智之さんの2つのキッチン
(長野県・御代田町)
宇南山さんと松岡さんのキッチンとキッチンガーデン
SAMNICONのキッチン


ひとの集いを促す装置として
機能とデザインを両立させたキッチンのオーダー

実践編
火があれば、そこはキッチン FIRST PLACE 岡村俊輔

オーダー編
イタリア Boffi/Poliform/Molteni&C/ minotticucine
ドイツ bulthaup/ SieMatic
日本 Aria & Aura/F-FURNITURE


キッチンのクオリティを支える建材
タイル/水栓/ヒンジ/ランプ


記憶を集め、人を寄せる場
秦泉寺由子の「由来」(滋賀・比叡平)


交流と対話のなかから、うつろう世界の先に見る景色
バリ発、Jia CURATEDが示す
アジアの伸びしろ


連載

先生と学生たちは、いまこんなことを考えている。
ケンチク学ビバ 第68回
東京造形大学造形学部デザイン学科
室内建築専攻領域
准教授 長岡勉

寄り道! ニッポン家具産業史 第20回 最終回
NCルータは何がそんなにすごいのか?
取材・文 佐野由佳


MONOMIRU 話題の製品をピックアップ

PRODUCTS & NEWS

CONFORT INFORMATION
Exhibition 「数寄者」の現在―即翁と杉本博司、その伝統と創造/「ひろしま
国際建築祭」、開催中
Goods セシリエ・マンツ「POST」ラウンジチェア/テーブルクロック「STATION
Bellevue(ベルビュー)」/日立×カリモク家具「Chi(il チール)MINIBAR」
New Brand マンションのリノベーションブランド「crulib(クルリブ)」
New Open 遊朴館HIDA GALLERYグランドオープン

REVIEWS & REPORTS 「いま畳を語るとき The Evolving Tatami: New
Perspective」展/「カリモクとnuno─糸づくり、布づくり」展/
『旅の建築フィールドノート術 五感で感じたすべてを描く』渡邉義孝著/
『画文でわかる構造の美、建築の美』佐々木睦朗文 宮沢洋画

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